夏といえば、アイドルが歌う夏ソング♪
今年も多くの楽曲が出ている中で、個人的に気になっているのが「乃木坂46」の新曲
「好きというのはロックだぜ!」
曲名に「ロック」が入っていたのが気になり、さっそくYouTubeでも聴いてみたりしている。
バンド、グループなどなど多くのアーティストが出す中で今や日本アイドルのトップである「乃木坂46」
テレビでのパフォーマンスを見る限り、夏の曲が多い印象がある。
やはり夏はアイドルらしいキラキラ感と相性が良いのだろうか。
「乃木坂46」のことはあまり詳しくないが、今回発売される夏曲もMVを見る限り夏全開の開放感ながあり、大人数で楽しめるシンガロングかつロックなナンバーとなっている。
コロナの規制緩和も数年ぶりに少しずつ開放されている今年の夏にピッタリな印象!
そこでこの機会に過去の夏曲を振り返ってみようと思い、7月から8月に発売された全曲を聴いてみました!
合わせて、乃木坂のことも少し調べたりなど背景も調べてみました。
時代にあった流行りを取り入れた夏楽曲たち♪
「乃木坂46」の夏曲は2012年から始まった。
3枚目シングル「走れ!Bicycle」
ファンの方には大変申し訳無いのですが、知らなかったです…ごめんなさい。
MVのテーマは正直、??となりましたが、楽曲自体は個人的に好みです。
メルヘンと曲自体のテーマと合ってないのが原因?
もっと自転車で駆け抜ける感じだと思ってましたが、これもいいギャップなのかもしれない。
曲自体があっさりとしているのでわかりやすく、初めてでも展開がわかりやすく聴ける。
アイドルらしい印象も崩さず、サビでテンションをマックスに持ってくる展開、
また乃木坂らしい上品さと初期の可愛らしさや初々しさが強調されており、youtubeのコメントには名曲と書いている方もおり、その理由はなんとなくわかります!
作曲者の中には。アイドル楽曲を多く関わっている方もいるので、安定の曲ですね。
そしてより夏らしさを際立たせたのが、有名な白石麻衣の初センターとなった…
6枚目シングル「ガールズルール」
学生、プール、野球部のボールが映るMVの最初のシーンはまさに日本らしい夏の見せ方。
男女の恋愛、部活動での友情などなど、後半に向けての波乱万丈なひと夏のストーリーとしても見応えのあるMV。
イントロは何回聴いても、印象的かつこれから始まるぞ〜!と言わんばかりのスタートダッシュ。
勢いそのままに駆け抜けていく疾走感。
とにかく夏らしさを強調させているのが、乱雑にならずに一貫してテーマに沿った内容になっているのが魅力的な要因かもしれない。
乃木坂46の場合はよりアイドルらしさが増して、ライブでの盛り上がりや一体感も意識して作られた曲のように思える。
この年以降の毎年の夏ライブでは定番になっているようで、ファンにも愛された1曲だ。
そして、ここからより夏らしさのある曲が増えていく。
9枚目シングル「夏のFree&Easy」
「ガールズルール」同様に盛り上がりのある、より爽やかに。
アイドルっぽい楽曲から一歩外に出たJ-Popによった馴染みやすい方向に進んでいる。
夏だからやってしまおうと前向きな1曲となっており、元気をもらえる応援ソング。
まだこの時はAKB48がトップを走っていたが、徐々に乃木坂も頭角を現しだした頃と考えると徐々に曲の方向性も馴染みやすさや前向きな気持ちにしてくれる曲が増えてきているようだ。
ここで個人的にはちょっとある意味、変化球が来たと思ったのが翌年に発売されたこの曲。
12枚目シングル「太陽ノック」
軽快なイントロから始まるこれも夏らしさが発揮された元気のでる曲になっている。
これまでは爽やかさと可愛らしさのあるアイドルとしての良さが強調されていたが、ここに更に熱血的な熱さを足されたように思う。
「夏のFree&Easy」のときは応援ソング的な前向きさを感じていたが、この曲は聴いているだけで元気が出る。
しかし、この年に出ている曲を見ると恋愛ソングやアーティストらしい世界観を出した曲が多く、少しブームからは外れてしまっているようにも思える。
熱血さが加わり、体育会系な要素が入った印象で、個人的には数奇ではあるもののピンとくるものがなかったのも正直なところ。
作曲者も1枚目の「ぐるぐるカーテン」手掛けた「黒須 克彦」さんではあったものの、ここで音楽的な波は停滞した様に感じた。
世代変更の末、さらなる飛躍を遂げた2010年後半!
2010年代の後半あたりからライブでの一体感を意識した曲になっている。
15枚目シングル「裸足でSummer」
徐々に開放されていくような気持ちよさが夏の特別感を演出している。
海でのMVなのに水着になっていないのが乃木坂らしい、上品さと見せ方の上手さのようにも感じる。
所々の「Hey」となるところはライブでの一体感が想像しやすく、アイドルのライブに馴染みがない人でも盛り上がりやすい曲となっている。
この曲によって、聴く音楽から盛り上がる音楽として方向が変わっていった印象だ。
また出ているメンバーも徐々に変わっていっているところから世代交代も感じる。
これが吉になっており、音楽的な停滞はなくなった印象だ。
ところがここで今の乃木坂に通ずる魅せる音楽に変わっている。
18枚目シングル「逃げ水」
不穏な感じのMVから感じる変化球感。
当時まだ入ったばかりの新人メンバーをセンターに持ってくるあたり、挑戦的な姿勢を感じる。
一方で曲としても、これまでのアイドルソング的な明るさというよりも夏の怪奇的な不可解さも相まって、これまでになかった別目線での夏を取り入れている印象だ。
サビ前に「月の光」のピアノの一小節を入れることで緩急と違和感を与える。
これまでの乃木坂の曲にはなかった、音楽的見せ方の要素が入っているのも大きい。
アイドルではなくこの曲ではアーティストになった乃木坂が楽しめるのも良い。
そして、夏らしさもありつつ、世の中の風潮にメッセージを唱えた曲が続く。
21枚目シングル「ジコチューで行こう!」
グループアイドルらしさを感じるのは「ガールズルール」以来。
その中で「自分らしさ」を表現する、どちらかといえばネガティブなイメージで言われる「自己中」という言葉を肯定的に使っているのが、上手い。
もちろん夏のライブでは盛り上がることは間違いない。
そして新旧メンバーの融合が一番強かった時期でもあり、このときにはすでに日本のアイドルとしてトップを突っ走っていた。
最新曲は1周回っての原点回帰!
今回、夏らしい曲が新曲で出ると聴いて、今回の記事を書いてみようと思い色々調べてみたのですが。
「ジコチューで行こう!」が発売されたのが、2018年の8月。
それから8枚のシングルがでたが、世代交代、エースの勇退、流行りにのった打ち込み系の楽曲のリリースが続き、ある意味待望の夏曲がリリースされる。
30枚目シングル「好きというのはロックだぜ!」
今、乃木坂って5期生までいるんだ。ということもここで知ったのですが、4期生の方がセンターになり、完全に世代交代を図っているのがわかる。
コロナの影響もあり、グループ内でも卒業が続くなどバタバタした中でようやく季節感のある曲が出てきた印象。
またコロナによる規制緩和が始まり、徐々に開放的になってきている昨今、MVからもどうこの夏を過ごすかを悩む女の子の頭の中を覗く内容になっている。
冒頭でも書いたが、今の音楽の流行りを取り入れた壮大な音楽と軽快なテンポ、ライブを意識した盛り上がりのある曲となっている。
ロックバンドのような展開、2サビ後のCメロはグッと来るものがある。
約4年ぶりの夏曲はクライマックスに聴くと感動する曲だと思った。
まとめ
正直、あまりアイドルの曲を追っかけることはしてこなかったが、他の坂道グループの曲も聴いてみると各グループごとの特徴はあるものの、乃木坂の強さは流行りを取り入れた器用なグループだと思った。
過去の曲を追いかけていくとその当時の背景が見えてくるような気がして、懐かしさを感じるときもあった。
その時代にあった音楽を取り入れているため、長く愛されるアイドルとして確立している。
普段、アイドルを聴かない人もこの機会に乃木坂を遡って聴くと面白いかもしれません。
ではまた〜
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