音楽アーティストレビューサバシスター

結成わずか1年で驚異的な活躍!おすすめガールズバンド「サバシスター」の魅力を語りたい

「プロモーション」

可愛らしい女の子たちによるロックバンド!

昨今のガールズバンドは勢いが違う!!
女性らしい可愛さと楽しく音楽をやっている姿、また時に激しく病みつきになる曲があったり、いつの時代でもバンドシーンに彩りを与えてくれる貴重な存在である。
私もガールズバンドを推している一人であり、今回は特に勢いのあるバンドを紹介したい。

その名も…

「サバシスター」

なち(Vo/Gt)、るみなす(Gt)、ごうけ(Dr)の三人によるガールズバンド。
SNSに公開されたMVから一気に知名度を上げ、MVから伝わってくる明るさと誰でも一度はあるような身近な出来事をテーマにした楽曲は聴く人に親近感を与えている。
そんな彼女たちの結成にはなんと懐かしいサービス「ジモティー」が使われたこともあり、個人的にはこういうニッチなパターンで結成されたところも好感が持てる。
ぜひたくさんの人に彼女たちの魅力を知っていただきたいと思い、語っていきたい。

では、れっつごー。

「プロモーション」

いきなり大躍進!人気の秘訣は意外な切り口の共感ナンバー♪

サバシスターは2022年に結成された、活動スタートからまだ1年ほどにも関わらず、若手バンドの登竜門的なイベント「出れんの!? サマソニ!? 2022」にてサマソニに参戦。
更には「04 limited sazabys」による2022年のツーマンライブにおそらくファンからの他薦で出演と、まるでF1並のスピードで目まぐるしく活動を行っている。

そんな彼女たちが一躍有名になったのはMVを上げたTikTokが話題になったこと。
今やyoutubeよりも流行りを作るSNSになったなぁと時代の移り変わりを実感しつつも、彼女たちの年齢を考えれば最適のツールになるし、今一番やらないといけないマーケティング手法だ。

話題になった楽曲がこちら。

「ジャージ」

@saba_sister

サバシスター初MV「ジャージ」1st demo EP「鯖ノ壱」8/17よりライブ会場にて販売開始! #サバシスター #バンド好き集まれ #バンド好きな人と繋がりたい #邦楽ロック好きと繋がりたい

♬ ジャージ – サバシスター

TikTok版ではMVの頭だけを流した短い動画、しかし一発目の入りで印象に残る楽曲であることがわかる。
ギターと歌の入りからの可愛らしい歌声とハイテンポ且つポップなロックナンバーであることがすぐにわかる。変に色々イジらずにまっすぐに届けることで、全く嫌悪感がない。
また視聴者からはカメラを覗き込んだような画角でボーカルの可愛い笑顔(注目は前髪、これは大事!)個人的にはギュッと掴まれた感覚になる。

そのままフルでのMVも見に行きましたが、楽曲の雰囲気も含めてバンド全体がとても楽しそう。

バンド好きにはどこか懐かしい、アマチュア感がいい感じに出ていて、バンドの美味しいところがしっかり出ている、またロックな勢いとノリの良さが聴いていてとても気持ちが良い。
個人的には力強いドラムがこのバンドはいいな〜と思いました。

私が初めて聴いたときは青春と恋をテーマにした楽曲だと思っていたのですが、実はメルカリで買おうとしていた緑のジャージを値段交渉した後に他の人に横入りで買われた経験を吐き出して作られたとのこと。
こんなところを切り取る?と思いつつ、自分にも同じ経験があったことに気付き、意外にも同じ経験をしている人がたくさんいるのかもなとも思った。
気付いた瞬間に共感でき、歌詞のテーマとしても意外だったところを切り取っているのが個性的で他のバンドにはない凄さ。
むしろ変に恋愛とか壮大なテーマが多い音楽業界ではこういう身近なところがテーマになっているとそれだけで好印象を受ける。

そんなどこか懐かしさも感じるこの曲は年代関係なく好きになってもらえる要素をたくさん持っており、TikTokなどのショート動画でも話題になった理由も頷ける。

名実ともにサバシスターの代表曲となった「ジャージ」
ぜひサバシスターを聴いてみたいと思った人はこの曲から聴いてみてほしい!

「プロモーション」

サバシスターにハマったらこの曲も聴いてほしい。

「ジャージ」から始まったサバシスターとの出会い。

まだまだ曲数は少ないが、どの曲も何度も聴きたくなる不思議な魅力がある。

「アイリー」

どこか哀愁感のある曲になちの柔らかくも可愛らしい歌声がまっすぐ心に届いてくる。
何でもない優しさを感じて、世知辛い世の中で廃れた心が癒やされる感覚だ。
休みの日、温かい昼下がりに散歩しながら聴きたくなる、そんな風景も想像できる楽曲だ。

またライブハウスでの映像もYouTubeには上がっており、「ジャージ」に並ぶ、インパクト大の曲がこちら。

「スケボー泥棒」

沖縄民謡のような音、フレーズ、どこか遊び心もある構成で歌うのはスケボーを盗まれたときの悲しい話w
こういう遊び心がサバシスターらしいし、「ジャージ」以上にニッチなところを切り取っているのが面白い。珍しいエピソードトークを聴いているような、もっと彼女を知りたいと思わせる曲。

またライブハウスでの様子もわかり、一度ライブに行って、サバシスターのこの柔らかい雰囲気を味わいたくなる。おそらく彼女たちの作る空気感は唯一無二なんだろうなと思う。
ちょっとした不幸を歌いながらも最後には明るくなれるのがサバシスターの魅力かもしれない。

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まとめ

20歳の彼女たちがこんなにも好かれるのは曲にも現れている人柄なのかもしれない。

老若男女に好かれる要素はどことなくチャットモンチーやSHISHAMOを思い出す。

これからも楽しみな彼女たちの活躍に期待をしつつ、ライブハウスでもぜひ一度観てみたいものだ!

今年はたくさんフェスに出ているので、参戦する方はぜひ見てほしい。

フェスのスケジュール一覧はこちらから。

【参考記事】

【INTERVIEW】いま最注目の3ピースガールズバンド“サバシスター”が提示する令和のDIY

あなたはサバシスターを知ってるか?──躍進止まらぬ3人組のガチトーク

ではまた~

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