ストレイテナーがやっぱり好きだ…
私はストレイテナーを聴き続けてもう15年くらい経つが、ここまで変わらずに聴き続けるバンドはそう多くない。
おそらくライブも一番行った回数が多いと思う。
初めて知ったときはただただ周りで聴いている人が少なく、自分が先駆者の気分を味わいたいという理由だけで、たまたまお馴染みのレンタルショップTSUTAYAで借りた「Dear Deadman」がキッカケだった。
初めて聴いた「Melodic Storm」に衝撃を受け、その後、バンドを組んだ時にメンバーの反対を押し切ってライブでもやったくらい。
歌詞もメロディもとにかくキラキラしていて、その感動が今も変わらない不思議。
その感動はアルバムが出るたびに感じている。
今回は20周年で出したアルバム「Future Soundtrack」について語る。
20年以上歩み続けてきたベテランの貫禄!
今作はバンドの20周年のタイミング出したアルバムということもあり、これまでの歴史を感じる曲もあるし、新しい挑戦もしているように感じた。
特に「Future Dance」「タイムリープ」「The Future Is Now」と未来を意識した曲が多いのも特徴だ。
「Future Dance」
ストレイテナーはじっくり聴いても滲み出るエモさが特徴的、この曲も各楽器のエフェクトを聴きつつ”エモいっていうのはこういうことか”とぜひ感じてもらいたい。
その上でのロックバンドとしての音が中心になっていることも忘れてはいけない。
淀みないメロディと各メンバーの個性が重なり合って何倍にも音の広がりを感じられる。
長年やってきたからこその連携と質が高い曲だ。
曲としての勢いがなくても、安心、安定しており、曲の迫力を感じるナンバー。
「After Season」
ストレイテナーらしい、ロックナンバー、これぞストレイテナーと言えるキラキラを感じられる。
とてもシンプルだが、作り込まれているっていうのが伝わってくる、昔から聴いているファンの人ほど、その良さが伝わるのではないか。
最近は様々なエフェクトを取り入れており、少しバンドとしての方向性が変わってきたかのようにも感じていたが、的確にファンのツボを押してくるのが非常に嬉しい。
個人的にはホリエアツシの伸びやかな声とイキイキとしたドラムの音がとても気持ちいい曲だ。
「灯り」
長年やっていると様々なアーティストとコラボすることも珍しくないが、シンガーとの初めてのコラボは意外な相手!
なんと「秦基博」とは誰が予測できただろうか、そしてとにかくホリエと相性がいい!
秦とホリエの声が見事にハマっていて、こんなにキレイな曲になるなんて、感動だ。
曲の雰囲気もクリスマスを意識した曲となっており、キラキラがとにかく眩しい。
ストレイテナー的には珍しい季節感のある曲になっている。
※余談
ちなみにBa.ひなっちはレコーディング時「ホリエ君って、こんな歌上手かったっけ」と言っていたらしい。
また「灯り」のシングル版には秦の名曲「鱗」をストレイテナーがカバーしている。
こちらもぜひ、聴いてみてほしい!
「Last Stargazer」
ストレイテナーの初期中の初期、まだ2人体制でやっていた時を思い出す疾走感のある曲は個人的にも嬉しかった。
この勢いこそストレイテナーの真骨頂。この曲が嫌いなファンは多分いません笑
今作のアルバムツアー時にホリエが言っていたが「昔の曲っぽいのを今、作ったらどうなるか」という考えの中で制作した曲。
本来はAメロ→Bメロ→サビ と定番のパターンだが、この曲はサビ→休→サビと、まるでインターバル走の様で短くもハードな曲である。
このサビ頭でフックを作り、全神経が耳に持って行かれる感覚が過去に比べて更に進化をしていたのは衝撃だった。
曲の発想も面白いし、長くやっているからこそ原点に帰る感じが嬉しい!
「Our Land」
ストレイテナーアルバムの最後はしっかりと締めくくるから、聴いたなーって思える。
壮大な感じだけど、ここまでアルバムの流れをまとめた曲なので、ぜひ最後まで味って聴いてもらいたい。
正直、この曲だけは言う事なし!
とにかく聴いてください!
まとめ
やっぱり、ストレイテナーはいいなと思えた。
20年やっているからかもしれないけど、若手バンドみたいな勢いもあるし、でも肩肘張らずにマイペースに更新している。
どんな変化も柔軟にやってのけるから、アルバムの期待値も全然変わらない。
今作もバラエティーに富んだアルバムなので、聴き始めるとあっという間に聴けてしまう。
だらだらとしてない感じがちゃんと曲順とか考えているんだなと思う。
コンセプトに合わせた曲全体の質は現段階の最高傑作になっている。
何度も聴いてほしいアルバムだ。
ではまた~
コメント
[…] 派手さはないが、前作「Future Soundtrack」で培ったポップさを生かしたナンバーになっている。 […]