音楽CDレビュー櫻坂46

櫻坂46でおすすめしたい曲「流れ弾.ep」の魅力

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変化はあっても、強みは全力に生かすスタイル

先日、発売されました櫻坂46の新曲「流れ弾」

曲名からはイメージのつかない中で聴いてみる感想を今回もつらつらと書いていきたい。

曲からも感じたところで、グループとしてセンターを変えたりしている変化はあるものの
欅坂46の頃からある強み「世の中へのメッセージ性」と「アイドルらしかならぬカッコよさ」は
全面的にでている、特に女性の大人っぽさで表現されるセクシーよりはクールな印象だった。

今回は表題曲となる3曲をメインにおすすめポイントを語っていきます。
※あくまでも音楽好きとしての印象なので、熱狂的なファンの方はご容赦ください。

よければ聴きながら、見ていただければと思います!

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表題曲三曲の感想とおすすめポイント♪

「流れ弾」

他の坂道もそうなのかなと思っているが、曲とセンターになる人にある程度の関係性というか、
センターの人らしさがでていると踏まえて。

「流れ弾」では今回、初のセンターになる「田村保乃」に合わせているところもあるのかなと思って、
正直、あまりこの方を知らなかったので、少し調べてみました。
「可愛い」「女の子らしい」と女性らしい印象なので、その感じを踏まえて曲に触れていきました。

そちらも踏まえておすすめポイントが2つ。

①角度の変えたメッセージと比喩の巧さ
世間でニュースの一つとして挙げられているSNSでのトラブルについて、直接的に表現せず、
まるで夜の物騒な街を想像させる歌詞。
まさに思ってもいなかったところから、攻撃される「流れ弾」もその世界観にピッタリである。
曲名のイメージがわかったところで、歌詞を深く掘り下げていく。

ただ、そういう世の中に対して、わかりやすいメッセージだけの曲であれば、この曲の価値は高くない。
面白いなと思ったのは、世界観を壊さない言葉の比喩。
炎上=リンチパーティー
炎上中のSNS=ヤバいないとパーティー
SNS=週末の夜の街
また突然の裏切りや矛先が自分に向いてくる感覚は歌詞からも読み取れる。
この攻撃性の中にある本音、「本当は誰かに話しかけたかっただけなのか?」という一つの答えも納得感がある。

どこでも繋がれる環境の中で、誰とも繋がれなかった人の心の叫びを代弁している。
この歌詞から伝わるメッセージ性の強さは欅坂46の時から変わらない、しかし櫻坂46の変化の中でも一つの強みになっている。

②ロックテイストとキメの良さ
このサイトをいつも見てくれている方にはわかっているかもしれないですが、私はロックバンド好き。
それもあるのでアイドルで唯一、「櫻坂46」を聴いているのかもしれない。
終始、気持ちいいギターのカッティング。
最近の楽曲ではさらに注目されている印象の奏法ですが、アイドルの楽曲でここまで使われているのはないのではないか。
そのおかげで、テンポも早く心地よいスピード感。
曲名にある「弾」=拳銃から撃たれたスピードも表現されているし、夜の騒がしい街や攻撃的な表現もある。
テーマの中にいくつもの仕掛けがあるので、完成度はとても高い。

またこの曲を聴いていて、キメのタイミングとても良い。
ここかというタイミングでの付け方、セリフパートの緩急と、ラストサビの前のストップ。
タメがあるから、ラストサビがより一層映えるなぁという印象。

③センターの子の印象のギャップ
前もって調べた「田村保乃」の印象はこの曲から入った方だと勘違いするくらいギャップを感じる。
イヤらしくないアダルトというか、クールでかっこいい表情もできるのは現代アイドルでは強く、このギャップがすごくいい
また櫻坂46は表現が巧い子が多い。
なんのジャンルでもハマるので器用な印象だし、これまでの作品だと「なぜ恋をして来なかったんだろう?」もセンターの子の印象をいい意味で裏切った印象があった。
今後も新しくセンターをやると、こういう裏切り的な良い印象があると良いなと思う。

 

「Dead end」

これまで全シングルの表題曲でセンターを張っていた、グループのエース「森田ひかる」の魅力がたっぷり詰まっている。
特にこれまでセンターをやっていた曲の中では、かなり本人に合わせて好き勝手にした曲だったように感じる。

個人的にはこの曲が結構好きでしたね、ってことでおすすめポイントは2つ。

①イントロからノンストップの迫力
イントロからオケの強さが強烈に耳に残る。
しかもそれがノンストップで来るので、一気に聴けるのは強いなという印象。
また曲の強さにセンターの子が全く負けていない。
PVは必見で、より曲の魅力が伝わってくる世界観と迫力に圧倒される。
裏切りはないけど、終始期待通りの展開で王道に近い曲でした!

②この子ヤバイと思わせる曲。
曲もそうだけど、とにかくセンターの「森田ひかる」がすごい。
表現で人を圧倒できる人は少ないし、この子はすでに自分の個性の見せ方が巧い。
櫻坂46は先ほども言ったように器用にこなせるタイプが多いと思うが、
この子は明らかに尖っている、欅坂46の時でいう、平手に近いかもしれない。
まだこれからだと思うが、十分ソロでも活躍できそうな印象がある。
ある意味、この子に引っ張られて他の子も育ってくると良いと思いました。

 

「無言の宇宙」

欅坂46の時代から、人気のあったメンバー「渡邉理佐」の初めてのセンター曲。
これまでグループを支えてきた古参メンバーをこのタイミングでセンターに持ってきた狙いがどこにあったのか。
単にファンに新しい刺激を与えるだけであれば、もったいないやり方をしているのではと気になった中で、おすすめポイントは2つ

 

①ある意味、坂道らしい曲を櫻坂46でやる意味。
どちらかといえば、乃木坂46っぽい印象を感じていて、個人的にあまりよく知らないからそう感じているのかもしれないけど、櫻坂46でもこういう曲ができるんだぞというとことなのかもしれない。
アイドルの王道的な曲よりも裏切るような曲が多かった中で、この曲の立ち位置は、欅坂46の別世界線という見え方もできるかもしれない。
そう考えるとすごくしっくりきた。
今後もチャレンジできる可能性はアーティストとして多いに越したことはない。
少し物足りなさを感じるのは正直なところだが、初期メンバーセンターの曲がこれからでてくるにあたって、重要な一歩目になった曲としてはグループとして価値がとても高い1曲だ。

②ロマンチックな歌詞
愛をテーマにした曲はこれまでも櫻坂46ではいくつか出ていたと思う。
最近は言葉にすることがとても大事というのが多かった気がするが、言葉にすることで薄っぺらくなってしまうこともある。
内に秘めておいても、大きな愛は漏れてしまう。
それこそ宇宙のようにどこまで広がってしまうことを、表現した歌詞はとてもロマンチックだ。
なんでも言葉や理由を並べてしまうより、一言に込めてしまった方がいいかもしれない。

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まとめ

今回も櫻坂46の魅力が詰まった曲があらゆるジャンルを通して、伝わってきた。
アイドルグループの強みとして、センターを変えることで表現の幅が広がることはとてもいい。
また次はどんな曲が出るのか楽しみだし、エンタメとしても強い。

そしてしっかり土台としてもっている強みと変化がうまく融合できているアイドルグループは「櫻坂46」だけだと思う。
このままいけば、どこかでさらに爆発する可能性は高いので、今後も注目していきたい。

まだ聴いたことがない方はぜひじっくり聴いてみてください。

過去の記事もよかったら、どーぞ。

「櫻坂46」の”無限大な可能性”について考えてみた

ではまた〜

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