音楽ASIAN KUNGU-FU GENERATIONCDレビュー

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の最新曲「宿縁」を含む3曲が30代に激アツだった、その魅力を語りたい。

「プロモーション」

今の30代にとってアジカンがど真ん中な理由。

10代の頃に聴いていたアーティストって、感慨深いですよね!?
今の30代のロックバンド好きにとって10代の頃のロックバンドといえば、たくさんいると思いますが、私は特にこのバンド。

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」※以下、アジカン

が出てきます。

今も活動し続ける彼らの影響は計りしれず、有名な話だと「KANA-BOON」が元々アジカンのコピーバンドをしていたなんてエピソードもあります。

彼等を一躍有名にし、その認知度を上げた理由は海外にも人気のジャンプ作品「NARUTO」のアニメ主題歌を演っていたことが大きいと思います。

「遥か彼方」

ズシズシと響くベースフレーズから始まるギターロックはスピード感あるOPの映像とマッチしていて、めちゃくちゃかっこいい。
毎回テレビにかじりつきながら観ていた記憶があります。

子供の頃に観ていただけあっていつ聴いても感慨深い。高校生でバンドを始めたときにコピーをして何度も擦ってきた曲でもあります。

その後も、続編の「NARUTO 疾風伝」やその他多くの作品で主題歌も担当しています。

有名どころだと、あの曲もそう。

「リライト」

このギターイントロが流れたら無条件で楽しい。
誰もが大きい声で叫ぶサビ「消して〜、リライトして〜♪」なんかはカラオケで何回歌ったことか。

 

そんなアジカンですが、最近では話題のバンドアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」でも再度注目を浴びています。
各話の表題にアジカンの曲を捩ったタイトルが付いていたり、主人公たちのバンド「結束バンド」のメンバーの名前がアジカンのメンバーと同じ名字だったり…

そんな再熱の予感を感じる中で、新曲が3曲出ました!
今作はNARUTOの続編に当たる「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の主題歌となっており、初めてOPを担当をしたときから足掛け20年、ある意味歴史的なコラボとなっています。更にはアジカンらしい遊び心のある曲や待望の曲も…
そんな最新3曲がアジカンにハマっていた現30代にとって、激アツだったので1曲ずつ語っていきたいと思います!

spotifyを利用している方は聴きながらぜひ!

「プロモーション」

1曲目「宿縁」は懐かしさと新しさの良曲。

まず、曲名の意味を調べると「前世からの運命」と出てきました。

これはアジカンとNARUTOの長きにわたる関係であったり、NARUTO、BORUTOを観ているとまさに前世からの運命が複雑に絡んで今に至っている展開から、ピッタリなタイトルである。

ただ曲はこれまでのOP曲通りのイメージで聴くと物足りないかもしれない。
今流行っている楽曲は抑揚を極端に付けたり、変化のある展開が好まれていると思うのですが、この曲は一定のスピード感のまま駆け抜けていくので底が物足りなさの正体かもしれない。

ただギターロックとして、かっこいいのは間違いない。
これまでよりも音楽で何かを伝えて来ようとするよりはしっかりメッセージ性の持った歌詞で伝えてきている。

この曲で度々使われている言葉が「うんざり」なのですが、中にはこんな歌詞がある。

針は現在地から闇を指し示しても
まだ終わりじゃないだろう

細やかな夢にも きっと僕らが生きる理由が 潜んでいて
踏みつけてしまえば 世を呪っている奴らの 願ったり叶ったり

夢や希望、新しいことに挑戦する強い気持ちが表現されている、このへんはBORUTOの作風に合わせている感じだ。

また個人的にはギターソロはかなりかっこいいので必聴です。

楽曲はシンプルと言いましたが、それでも昔からアジカンを聴いている人にとってはどこか懐古感のある馴染み深いものになっています(遥か彼方のような感じがあった)。そこに新しさもあり、わかりやすさはないですが、玄人好みで今のアジカンの良さが詰まっている曲になっています。

「プロモーション」

ボーカルチェンジする遊び心と待望のあのシリーズの曲。

最近のアジカンがよくやるボーカルチェンジ曲「ウェザーリポート」
歌っているのはギターの喜多建介。数えてみたらこれが6曲目でした。結構やってたんだな。
曲名からジョジョを思い出した人もいるかもですが、今回は特に関係はありません笑
徐々にボーカルがこなれてきた感じがあり、アジカンの血肉になっているし、個人的にはもっとやれーって感じです。ベテランのバンドがやる遊びってなんか楽しいんだよな。
正直言うと、この曲の良さはまだ見えていません。見えたら加筆修正するかもだし、しないかも。

そして、個人的にはこの曲が一番おすすめです、1曲目タイアップ曲なのに。。。
理由は個人的に一番好きな「サーフブンガクカマクラ」の新しい曲だからです!!!

※「サーフブンガクカマクラ」とは2008年に発売された5thアルバム。全曲の曲名に江ノ島電鉄の駅名が冠され、一発録りでレコーディングされた『湘南シリーズ』の総集編である。実在する15駅のうち、10駅が楽曲になっている。(Wikipedia参照)

このシリーズはパワーポップ系(weezer感全開で)楽曲で構成されている聴きやすい楽曲が多いので、聴いたことがない人にもおすすめです。

で、今回の曲名は「日坂ダウンヒル
今だと「鎌倉高校前駅」という駅があり、そこの旧名であり、駅から鎌倉高校の前の坂の名前である。

パワーポップかつ、今再度ブームが来ているバスケ漫画「スラムダンク」の舞台になっている場所ということもあり、その雰囲気も感じさせる歌詞になっている。

なぜこのタイミングでできたかと言うと、私もこの曲を聴いて調べてみたときになんと残りの駅名の曲を作っているという情報を得たからである、なんという棚ぼた笑

早くこのシリーズの完成版が聴きたい!その期待を高める1曲です!

「プロモーション」

まとめ

30代が激アツの理由は、アジカンの持つ良さや当時の懐かしさを感じさせながらも、アップデートもしっかりあり、遊び心もありながら「サーフブンガクカマクラ」への期待も膨らませてくれた。

今回はあくまでも次への助走だと個人的には感じました!

この1年のアジカンの活動に期待をしつつ、楽しみな楽曲となりました!

最後にぜひ「サーフブンガクカマクラ」の良さを伝えたいのでおすすめのライブDVDを置いておきます。
(サーフブンガクカマクラを薦める記事になってしまった。)

 

【参考記事】

Real Sound「ASIAN KUNG-FU GENERATION、「宿縁」で上げる新たな未来への狼煙 『サーフ ブンガク カマクラ』続編の意義も

ではまた~

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