前置き
事はこのツイートから始まった。
THE KEBABSにインタビューしたい人います?
— THE KEBABS (@kebabs_band) December 18, 2019
雑誌webサイト、個人ブロガー、一般人PDF公開でもなんでもおっけ〜〜〜🤷♂️とりあえず文字限定で
都内以外は交通費相談するかも🤔
対バンのお誘いも待ってる👨👨👦👦空いてたら出る
🥙info@kebabsband.com🥙 pic.twitter.com/71Twa7dj4z
こういう機会は普段ならスルーしているが、
とにかく応募したい気持ちが強くなりダメ元で応募したところ…
なんとまさかの本人インタービューが実現した!!!!
もうこれは夢ではないかと、思ったがこれも何かの縁。
今回はメールという形ではあったが、なかなか本人からお話はもらえないので、
「THE KEBABS」を通じて、佐々木亮介さんと田淵智也さんに質問できました。
今回は、本当にしょうもない質問をしてしまったと若干の後悔をしつつ、、、
それでもしっかりと回答をしてくださった2人には感謝しかない。
Q&A
【田淵智也さん回答】
Q.今回のこの取材でどんなことを伝えて欲しいか。
僕らを伝える、というよりかは何を思って応募して、インタビューしてみて何を思ったのか、
それを文字にして欲しいと思っています。
そこから浮き上がってくる「なんで音楽が好きなのか?なんで形のない音楽について文字で表そうと思うのか?」という問いへの答えにとても興味があります。
Q.楽曲制作を行なっていて、楽しかったところ、苦労したところ
遊びは全部楽しい、遊ぶのに苦労なんかない。
このあたりが答えでしょうか。
【佐々木亮介さん回答】
Q.ロッキンジャパンを読んで、お二人が自由に音楽を楽しんでいる印象でした。
反対にTHE KEBABSが今回の1stアルバムでリスナーに薦めたい音楽との接し方はありますでしょうか。
今も音楽はサイコーに楽しいと思ってるし、田淵さんともいかにバンドが楽しいか
(時々、いかに難しいか)についてはよく話すから、その通り。
ROCKIN’ONの山崎さんも「真面目にストイックにやっているという話をするバンドやミュージシャンが多い中で、ロック・バンドのイイコじゃないイイカゲンな魅力がTHE KEBABSにはあるよね」みたいなことを取材の現場で話てたんで。
「1stアルバムでリスナーに薦めたい音楽との接し方」は、自由にどうぞとしか言いようないですね。
でもそれじゃあ、これ終わっちゃうもんね。だから強いて考えてみるなら…
まあパッと聴いてヤバいなとか気持ち良いなとか楽しいなとか思うかどうかで良いんだけど、
「ファースト・アルバムがライブ盤であること」は田淵さんが言い出した拘りなんで、
ライブ会場でしか売らないけどスタジオ盤も一応あるから「聴き比べる」っていう楽しみはあんのかもなと思う。
でもどっちにしろ両方ともクリック聞いてないし、場所がライブハウスかスタジオかの違いであって、
「その日のセッションの記録」であることに変わりはない。
今はきっと多くのバンドの録音で「クリック」っていう機械的なリズムのガイド
(メトロノームみたいなやつね)を基準にして「正解を決める」ことが多いと思うんだけど、
THE KEBABSはライブ盤でもスタジオ盤でもクリックを使ってないから、
ノリやBPMの基準は機械じゃなくてその時その時の俺ら自身になる。
それはヒロユキさんがクリックなしでも輝きまくるすごいやばいドラマーだってのもデカいんだけど
(彼はプロフェショナルなんでクリック聴いても超カッコいい演奏できるんですけどね)、
その辺に根本的なTHE KEBABSの今のスタンスが表れてると思う。
THE KEBABSには正解の演奏っていうのがないから、毎日違う感じで演奏したい。
歌詞も思いついたら変えちゃうことあるし。
正確にCDを再現するのがプロっしょ、みたいなアタマで演ってない。
毎回違って毎回正解。
とか思ってると息苦しさがなくなる。あ、普段の活動が息苦しいって話じゃないけど。
聴く人にまでそう接して欲しいとは別に思わないけど、俺はTHE KEBABSにそう接してる。
例えばウインクするって時に、完璧なウインクを決める人ってカッコつくし素敵で、
俺ら4人ともメインにしてる場所では完璧なウインクしようとしてる節があると思うけど、
本当は両目つぶっちゃう人もチャーミングで、ちょっとだけ開いちゃってても笑えるかも知れないし、
THE KEBABSはそういう感じじゃないかな。
その方がいろんなものがOKになって、自由さが増える気がするから。
ヤバい、結果、自由にどうぞ、になっちゃった。🙏
Q.今後のTHE KEBABSについて
決まってない。まじで全然決まってない。
メンバー間で具体的な約束とかしてないし、ファースト・アルバムの曲の著作権契約みたいなやつはハンコ押したけど、THE KEBABSとしてはなんらかの企業との「長い目で見た契約」とかもしてないですしね。
だから、ツアー・ファイナルで次のリリースが告知されて、だんだんデカイ会場を目指して…とかはTHE KEBABSでは、ないね。
ツアー(ていうか旅行)が終わってからは、気が向いた時&時間が空いてる時にライブするだろうな、っていうくらいで。でも曲は山ほどあって、今でもスタジオで30分時間が空けば1曲できちゃう、みたいなペースで生まれ続けてるから、面白いやり方を閃いて実行する気分になったらまたリリースもするかもしれない。
例えば「晴れた日の代々木公園の野外ステージでケバブの出店に囲まれて軽いビール飲みながらフリーライブやる」とか、思いつきだとやりたいこと結構あるから、それ本当にやるかはわかんないけど、なんとなく続いてく気も今はしてる。楽しいし。
やってるうちに、生きてるうちに、楽しみ尽くさないとね、とは思ってます。
◆インタビューをしてみて。
田淵さんのQで質問したことに対して私なりの回答を求められているのでその回答を書いてみる…
僕らを伝える、というよりかは何を思って応募して、インタビューしてみて何を思ったのか、
それを文字にして欲しいと思っています。
そもそも応募の動機は未知への興味というか。
やはり私にとってミュージシャンはステージの上の人間。
むしろ人間とすら思ってないかもしれない、謎の存在なのだ。
なので、非常に興味がある。何を持って言葉ではなく音楽で感情を伝えようとするのか。
それをひも解く事が少しでも出来ればと、自分でも音楽を作ってみたり、
言葉で音楽の魅力を伝えようとしてみたりしている。
中々、やっている作っている本人達に話を聴けることはない。
応募する時は漠然としか考えてなかったが、その機会をどうしても逃したくなかったように思える。
インタビューをしてみて思ったのは、やはりミュージシャンも人間という事。
どんな形で音楽に寄り添って、音楽を使ってるのか。
そして、想像よりも奥深いところで、企んでいるんだなと思った。
そしてインタビューを通じて、感じた事はもっと音楽を好きになった事。
未知の解明をしようとしたら、もっと未知の領域だった。
だからこそ、シンプルに音楽を楽しみたい。
今はそう思う。
そこから浮き上がってくる「なんで音楽が好きなのか?なんで形のない音楽について文字で表そうと思うのか?」という問いへの答えにとても興味があります。
なんで音楽が好きか。
それは言葉よりもシンプルに伝わってくるものが多いからだ。
言葉には、「感情」や「状況」、または「その人の性格」など色々なフィルターが掛っている。
だから、余計な情報で本来の「意味」みたいなものが霞んでしまう気がしている。
その点、音楽はとてもシンプルで
楽しい時に聴けば、楽しい。
悲しい時に聴けば、悲しい。
そこに同情みたいなものはなくて、いつも当たり前に僕らの傍にいるものなのかなと思う。
それをあえて文字にしようと思うのは、
やはり人は言葉で繋がってきたという長い歴史があり、
「音楽をより楽しむ」為に与えられた手段の一つだからだと思う。
正直、回答は矛盾していると自覚はしている。(すみません。)
人に音楽を薦める時「まずは聴いて」と伝える。
でも、その人にも好みがある、ただ聴くだけではなんとも思わないかもしれない。
でも言葉を添えるだけで、その人にとって音楽は素晴らしいものになるかもしれない。
そういう時には必ず、言葉が必要だ。
音楽を文字であらわすのは難しい。
でもその難しいことに敢えて挑戦したいと思うのは
音楽が好きだからだと思う。
まとめ
話は長くなってしまったが、とにかくこういう機会が持てたことは
イチ音楽ファンとしても非常に嬉しい機会だった。
どんな形であれ、私も今後は音楽には関わっていきたいと考えているので、
こういう機会をどんどん増やせるようにしていきたい。
改めて、THE KEBABSのお二人には感謝しかない。
御礼といってはなんだが、アルバムはもちろん買うし。
ライブにもお邪魔します。
(とりあえず、近々のライブには参加します!)
ではまた~
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