コラムコラムぼっち・ざ・ろっく

話題のアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」は第二の”けいおん” なのか!?人気の秘密を設定や楽曲から魅力を語る

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楽器業界でも話題の人気アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」

みなさんは音楽業界で話題のこのアニメをご存知でしょうか!?

「ぼっち・ざ・ろっく」

アニメ好きだけでなく、音楽好きにとっても評価の高かった本作。
SNSを見ていると出てくる出てくる、関連動画たち!!

楽器屋さんも巻き込むくらいの話題で2022秋アニメでは注目されていました。

こうなると思い出すのが、かれこれ10年以上前のこと。
似たようなことがあったなと思い返して見れば、

では、れっつごー!!!

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バンド楽器を経験している方に共感しやすいキャラや設定!

まずは簡単なあらすじ、、、

本作の主人公である後藤ひとり」は動画投稿サイトで評判のギタリスト「ギターヒーロー」の名で活動する少女だった。その一方で彼女は、重度の人見知りでコミュ障であるため、バンド活動や文化祭ライブに憧れつつも、音楽のパートナーどころか友達すら作れないまま中学を卒業する。
高校生になってから約1ヶ月たったある日、相変わらず友達を作れなかったひとりは、クラスメイトに話しかけてもらうことを期待してギターを学校に持っていく。その帰りにひとりは、自分が所属するバンド「結束バンド」のギタリストを探していた伊地知虹夏に見つけられ、強引にギタリストとしてバンドメンバーに加えられ、ライブハウスで演奏することになる…
※wiki引用

主人公も「陰キャの中では派手な趣味」と思っている点や、コミュ障ではあるが人前でライブをしたり、目立ちたい願望を持っている点など、大なり小なりギターやベースなどバンド楽器を趣味に持つ人にとっては共感しやすい設定だ。

あっという間に話題になった本作。なんとなく10年以上前に軽音ブームを巻き起こしたアニメ「けいおん!」を思い出させる。だが、学校の軽音部をテーマとしていると「けいおん!」とは大きく違う部分として、「ぼっち・ざ・ろっく」では、ライブハウスでのバンド活動、ひいてはメジャーデビューを目指している。

syun

女子高生たちを主人公においている点ではアニメとして受け入れやすい設定であり、両アニメに共通しているが「ぼっち・ざ・ろっく」は本格的なところが今の音楽ファンを惹きつけているわけだ!

またその感じは楽曲からもわかる。

「けいおん!」の曲といえば、アニソンらしいテンションの高さや激しさ、キラキラした明るさを持っている。

「GO!GO! MANIAC」

キャラクターボイスを全面に生かした、アニソンらしいハチャメチャ感。
ロックよりはポップさを全面に出しており、演奏面でも女子高生が弾くには非現実的な難易度である。

 

対して、「ぼっち・ざ・ろっく」では、バンドらしさも出しつつ、ロックな世界観がある。

「青春コンプレックス」

もちろん、アニメの主題歌なのでアニソンらしさも感じるが、どちらかといえばバンドの楽曲を聴いている感覚になる。そう思わせる要因は特にギターリフがかっこいいからだ。
絶妙にコピーしやすい難易度であるのも魅力的。
また歌詞は主人公の性格を表現した、一人ぼっちで趣味に没頭するがその闇からを脱したい気持ちが現れている。
性格は暗くても音楽を通じて、前向きになりたい。
音楽をやっている人間、かつボッチでやっている人には共感できるものがある。

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アーティストによる提供が本格的!

本作の楽曲では、様々なアーティストが関わっている。

ザッと関わった人を上げていくと…

・ヒグチアイ
・音羽-otoha-
・KANA-BOONギターボーカルの谷口鮪
・tricot・ジェニーハイギターボーカルの中嶋イッキュウ
・ZAQ
・草野華余子
・the peggiesの北澤 ゆうほ

と本格的にライブハウスで活動している方々が関わっている。

また主題歌・劇中曲は編曲の多くを「三井律郎」が担当しており、「LOST IN TIME」や「la la larks」で活動もしている方であり、個人的には好きなバンドなので信頼度が高いです!

Distortion!!」※作詞作曲:谷口鮪 KANA-BOON(1話から3話までのED)

KANA-BOONらしさを感じる、疾走感全開のロックナンバー。

歌詞は主人公らしい一人ぼっちの寂しさもありつつ、ギターを弾いたら最強になれる気持ちが伝わってくる。
またギター弾きに共感しやすい歌詞が良かった。

ギターの弦が揺れるたび 揺るがないものに変わっていく
指先が硬くなるたび この意志も固くなるの

どんなにコミュ障で陰キャでも、ギターを弾いてきた年月は確かな自信になり、そのたびに硬くなる指先と意志の固さも比例していく。

 

「カラカラ」※作詞・作曲は中嶋イッキュウ tricot(4話から7話までのED)

激しいイントロから、どこかメロウな雰囲気があり、切なさをもたせたクールなナンバー。

色々と考えすぎてしまい、頭の中のガラクタがカラカラと鳴る。
そんなことに振り回されないように必死にやろうとする気持ちを貫く、クールな印象だが熱い気持ちのこもった歌詞が良い。

まずは行動する!!という前向きな気持ちもあり、話数的にも少しずつ前進しようとする主人公の心境に寄り添っている印象だ。

 

「なにが悪い」※作詞作曲は北澤ゆうほ the peggies(8話から11話までのED)

これまでよりもポップな曲調を全面に出した、聴いているだけで元気になれるナンバー。

このアニメ、しっかり青春しているな〜と思うからこそこの曲が合っている。
誰しも青春と思える頃はあって、そのときはあまり意識はしてなかったかもしれないが、思い出せるということはそれだけ強く印象に残っているからこそだ。

言葉にすれば恥ずかしい事かもしれない、話したらバカにされてしまいそう、だけどそれの何が悪い!青春の何が悪いんだ!と思わせる。

前を向いて、一歩踏み出そうとする背中を優しく押してくれる素敵な曲になっている!
元気がない方は今こそこの曲を聴いてみてほしい!

 

実は作詞作曲以外でも大きく関係しているバンドがある。
それは「ASIAN KUNG-FU GENERATION」(以下、アジカン)

各キャラクターの名前が、アジカンのメンバーの名前からきている。
主人公の名前が「後藤ひとり」、アジカンのボーカルは「後藤正文」と名字が同じである。
これは各メンバーも楽器に合わせている。

更に、アニメ各話の副題がアジカンの楽曲からきているのも有名だ。
第一話「転がるぼっち」はアジカンの楽曲「転がる岩、君に朝が降る」からきており、最終話の「君に朝が降る」となっている。

最終話では、主人公の歌うこの曲が聴けるので、気になる方はぜひ聴いてみてください!

このように、各アーティスト、バンドマンが楽曲を提供していたり、アジカンから捩っている点も踏まえて、音楽好きにとって、おぉ!と思うところが散りばめられているところも魅力の一つだ。

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まとめ

私も最初は全く知らなかったのですが、音楽情報を追っていると自然と耳に入ってきていたので、観てみましたが、日常系のゆるふわな雰囲気や本格的なライブシーン。
また初心者が秋頃には、歌いながらギターを弾くところなどは時間軸的にもリアルだなと思いました。

もちろんストーリーとして、うまく行き過ぎているところもあるが、そこはフィクションなのでご愛嬌。
各キャラクターの個性もしっかり立っており、楽しく観ることができました。

また主人公たちのバンドである「結束バンド」はアルバムが1/9時点でのオリコン3冠を取る人気っぷり。
楽曲の良さも相まって、今後更に展開がされていきそうだ。

syun

現実ではすでにぼっちちゃん(主人公)の夢は現実で叶っているのでは!?

OP、ED、挿入歌、更にはアニメでは使用されなかった楽曲も入ったアルバムは更に作品の魅力を感じられました!

「ぼっち・ざ・ろっく」はamazonプライムで視聴可能です!
無料体験もできるので、気になる方はぜひ!

ではまた〜

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