誰もが知る人気バンド「BUMP OF CHICKEN」のライブに参戦した!
バンド好きにはもちろんのこと、音楽に詳しくない人でも一度はどこかで聴いたことがある人気バンド「BUMP OF CHICKEN」(以下、「バンプ」)
なんと、活動25周年を祝う記念ライブツアーに参戦することができました!!!!
個人的には2022年で一番のラッキーだったと思う、この数年ライブに行けなかったご褒美だった。
初めてのライブ参戦ということと、25周年の祝うということは、過去曲もたくさんやるかもしれない。
というわけで、自分のバンプ歴を振り返って見たら、一番聴いていたアルバム「ユグドラシル」以降は全く思い入れがないことに気付いた。
そんな人間が今回のライブを機に長年の遅れを取り戻そうと過去に聴いてきた曲と最近の曲の魅力を語ってみます。
バンプにハマったキッカケを振り返ってみる。
私がバンプを聴き始めたのはいつだろうと思い出してみると、学生時代に組んでいたバンド仲間からバンプの曲をやろうと言われたことがキッカケでした。
それが「ハルジオン」(マニアックな選曲w)
ちなみに今回のライブでやってくれたので生で聴けてことに誰よりも感動していた。
改めて聴いてみるとボーカル「藤原基央」の世界観が面白い。
登場人物の一人称で語られる心境と少ない情報からイメージできる情景。
その情景も人それぞれではあるものの、ある程度同じ認識でイメージすることができる。
少し寂しい曲調ではあるが、疾走感のあるロックな楽曲でもあり、これぞバンプらしい1曲だ。
このようにどの楽曲もバンプでしか表現できないオリジナリティのある世界が素晴らしくかっこいいことが思い出せるだけでも良かった。
今も変わらず好きと言える2曲の魅力
私がバンプの楽曲の中で特に聴いているのが2曲ある。
この2曲を聴くと、自分を振り返るキッカケや気持ちが楽になる。
「ラフ・メイカー」※残念ながら今回のライブでは聴けなかった…
シングル「ダイヤモンド」に収録されている、いわゆるB-Sideの曲にもかかわらず、この曲を好きだと言うファンは結構多い印象である。(友人周りは特に。)
この曲に出てくる、引きこもりを自分。
そんな自分に馴れ馴れしく声をかけてくる、ラフ・メイカーをバンプとする。
ラフ・メイカーは気さくに外に連れ出そうと声をかけてくれる、しかしその優しさを大きなお世話とつっけんどんに返すとまさかの泣きそうになるメンタルの弱さ。
普通、そうじゃないだろう。
手を差し伸べる存在が弱みを見せることで、どことなく親近感や可愛らしさが湧いてくる。
挙句の果てに、仕方ないと自ら行動に移し、外に出ようとするといなくなっている。
そして、反対の窓を割って入ってくるといったむちゃくちゃな一面がある。
これも予想の裏をつく、自分の頭にはない行動力にハッとされる。
バンプの音楽にはそう思わせる場面があっちこっちに切り取られており、自分が弱っている時に自分よりもっと弱い存在が自分の思いがけない行動をすることで、知らないうちにまた立ち上がる元気を与えてくれる。
いつも背中を押してくれたり、憧れといった遠い存在よりも身近にいる気さくな友人くらいの距離感でいてくれるのは、自分の中ではバンプしか思いつかない。
「ラフ・メイカー」はまさにそんな存在でありたいと思うバンプの想いが込められた曲なのかもしれない。
そして、もう1曲がこちら。
「カルマ」
大人気RPGゲーム、テイルズシリーズの中でも特に人気が高い「テイルズオブアビス」の主題歌。
本ゲームのストーリーを見事に楽曲に落とし込み、ゲームをクリアしたときに歌詞の意味を深く理解することができる。
今回のライブでやってくれたが、初めて生で聴いたときのインパクトと思い出が結びついた瞬間に鳥肌が止まらなかった。
ロックな楽曲と運命に対して向き合う姿を絶妙に表現した歌詞が必死に生きようとするゲームの主人公の内面を描いており、ぜひゲームとセットで聴いてほしい。なんならyoutubeの実況動画でもOK。
思い出補正もあるが、この2曲に関しては今も変わらず聴き続けている。
朝ドラから人気アニメの主題歌まで、、、知名度はさらに上がっていた。
復習はここまでとして、今度は予習に入る。
wikiを中心に最近の活動を見てみると、タイアップもしっかり行っており、またその楽曲が久しぶりに聴く私からしてもよかった。
なんなら、新しいバンプに出会えた気もする。
まずは朝ドラの主題歌になったこちらから。
「なないろ」
これは今回のライブの演出でもあったが、曲名のとおり会場が七色に照らされた風景は客側から見てもとてもきれいだった。
しかし、一番キレイだったのはステージ上のバンプ。
朝ドラに相応しい、爽やかな楽曲。
またメンバー同士が向かい合って仲良く目を合わせて演奏している姿はまさに太陽のようにまぶしく、それに照らされている自分たち客側の方が虹になっていた。
久しぶりに聴いた私からすれば、バンプがこんなキラキラした曲をやっているなんて、すごく意外だった。
いつも寂しさや悲しい気持ちを乗り越えたり支えたり、優しく寄り添う楽曲が多かった印象を持っていたので、違う一面を見ることができ、生で聴いた時もとにかく楽しかった。
もう1曲は2022年、様々なところで展開されていった大人気アニメの主題歌だ。
「SOUVENIR」
正直、曲単体で聴いた時はこれまでと違い、万人受けはしない。
少し複雑でどこで盛り上がればいいのかわからなかった。
しかし、安心してください。
この曲はライブで化けます!!!!
生で聴くと、ついつい笑顔になってしまう魔法の曲に変わる。
主題歌になっているアニメも一見してコミカルな表現が多い作品ではあるが、実はキャラクターの一人ひとりの背景をみると、結構過酷な過去を持っている。
その中で、今ある状況は奇跡といっていいほど温かい雰囲気になっている。
その明るさを抽出して、楽しい思い出を一つずつ大切に持ち帰る「お土産」と表している。
この2曲から受けた印象はこれまでのバンプとはまた一味違う景色を見せてくれた。
どちらもライブを通じて、好きな曲に変わり、最近では毎日のように聴いている自分がいる。
まとめ
バンプはこれまで、悲しい過去や辛い状況、その中でどう立ち上がるか、どう支えるか。
時に繊細に、時に不思議な物語のような情景を通じて、独特な感性をもっていた。
その感性がかっこよいし、天才と言わせるセンスの高さを感じていたが、最近楽曲ではいい意味で人間らしさやストレートな表現が増えている印象だった。
メンバー自身がプライベートでの変化があったり、世の中の流れもあった中で、いい方向にバンブが進んでいることが楽曲を通じて、感じられて、またライブに参加することができて、良い2022年の締めくくりになりました。
ライブでは今後の活動も少し話をされて、なんなら新曲もほのめかすような話をしていたので、2023年以降の彼らの動きにも注目していきたい。
ライブ熱が冷めないうちに過去のライブDVDを観たら最高でした!!
コメント