音楽CDレビュー秋山黄色

秋山黄色でおすすめしたいアルバム「From DROPOUT」の魅力

「プロモーション」

ついに発売した1stアルバム♪

ついに、、「秋山黄色」の1stアルバム「From DROPOUT」が発売になりました!
散々、秋山黄色の記事を書いてきましたが、1ファンとしては嬉しい。

これまで発売されていた曲も含めて、タイアップ曲も収録されており、
「秋山黄色」らしい「中毒性」で聴けば聴くほどクセになるメジャーデビュー作品となっている。

アルバムのおすすめポイントを収録曲からいくつか紹介!
秋山黄色を初めて聴く方、購入を迷っている方の参考にしてください。

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アルバム収録曲の聴きポイント♪

「やさぐれカイドー」

1曲目に収録されている「やさぐれカイドー」

個人的には「秋山黄色」を知るきっかけにもなった曲だ。
こちらは配信シングルとして2017年に発売されたミニアルバム「Hello my Shoes」にも収録されている。

発売当時はspotify(日本内)でバイラルチャート2位を獲得している今作。
イントロが遊び心と中毒性のあるリフは何度聴いてもかっこいい。

友人とのセッション用に作成された曲とのことで、シンプルで余計な飾り付けをしていない。
本当に遊びで作ったんだろうなと思うし、演奏していて楽しそうな曲だ。

未完成でありのまま、余計なことをせずに素材の味で勝負しているようで、秋山黄色を印象付けた。

1曲目にふさわしい曲である。

 

「モノローグ」

 

初のドラマタイアップされた曲である。

やはりタイアップなだけあり、制約もある中で馴染みやすい印象はついてしまうが、
個性はしっかり残せているように思える。

今作はドラマのストーリーを読み込んだ「秋山黄色」渾身の歌詞になっているので、
ぜひ見ながら聴いてほしい。
これまでの曲の中では切なさも確かにあったが、成功も祈るような思いも込められている。

そしてもちろん音楽も大事だ。
確かなかっこよさと切なさを感じつつ、壮大感がある。
さらにはパートごとに曲の展開、様々なエフェクトをかけており常に変化をつけているのが面白い。

 

「Caffeine」

 

イントロのギターリフが重なりあってくるところが不思議な世界観を作っており、
自然と入る秋山黄色の歌声は淀みなく、耳に入ってくる。

秋山黄色の歌には個性的な脱力感が含まれているが、心の底から飛び出してくるような感情もこもっている。
技術的な表現力より、先天性のある表現力が魅力だと思う。

特にこの曲の歌詞には隠れた表現が多いので、言葉だけでなく歌い方にも感情を込める必要がある。
海外のアーティストは中毒をテーマにした曲が多いが、その類の中でも唯一無二の魅力がある曲なので、
今後も様々なジャンルの歌を歌ってほしい。

PVもダークな雰囲気が曲の印象とマッチしていて、めちゃくちゃカッコいい。
テクノっぽい雰囲気でダンスも似合う、ライブではぜひ聴いてみたい1曲だ。

 

「猿上がりシティーポップ」

 

ンディーズ時代を代表する曲で、秋山自身も’大切な曲’だと語っている。

猿上がり=族あがり
的な意味合いの造語となっており、公式サイトのライナーノーツにも書いてあるが、
秋山は人間も猿とそんなに変わらない、そんな上等なものではないと考えている。

またこの曲は「地元が嫌い」って気持ちからできている。
地元が嫌いなミュージシャンも珍しいが、彼の場合は自身の経歴に関してケチをつけてくる背景があったようだ。

自分にとっての新しい街を求めると言う意味で「シティーポップ」が付いたようだ。

胸の内を全てさらけだすような歌詞と歌い方。
これまでの曲のようにギターリフが目立つ曲ではなく、
コード一発のシンプルだからこそ、伝わってくるものも真っ直ぐに感じられる。

 

「夕暮れに映して」

8曲目に収録されている「夕暮れに映して」

曲名の通り、どこか夕暮れの街がイメージできる。
夕暮れの公園から黄昏ているような、切なさ、寂しさが感じられる。
おそらく子供の目線ではなく、大人の目線で歌われている。

しかし、寂しいけれど、不思議と嫌じゃない気持ちにさせてくれる印象もある。
色々と失敗してきたけど、それも含めて’自分’であることを前向きに受け止めている。

2番からは恋愛的な要素も入ってくる。
おそらく無理をして、自分を保とうとしたがうまくいかなかったのかもしれない。
その無理がたたって、今があるようだ。
しかしそれも後悔しておらず、前向きになっている。

聴いていて気持ちのいい曲だ、秋山の歌い方もどこか優しさがある。

この曲は過去の記事で紹介しているので、そちらもどうぞ!

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まとめ

過去の秋山黄色も、今の秋山黄色も、どちらも楽しめる。
初めての方も、これまで聴いてきたファンにも本当におすすめ作品となった。

これまでとまた一線超えてきた“覚悟”が強く出ている。
そして挑戦的な姿勢も1枚目から感じることができた。

今後、このやさぐれアーティストがどんな音楽を奏でていくのか。
曲の変化とともに、楽しみである。

少しでも興味がある方は、今のうちに好きになっておいたほうがいい。

最新アルバムもおすすめです!


おすすめアーティスト「秋山黄色」は”荒削りの表現者”である

ではまた〜

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