突然の活動休止発表を受けて…
八王子出身のロックバンド「グッドモーニングアメリカ」(以下、グドモ)
Vo.金廣真悟の甘い歌声
Gt.渡邊幸一の豊富なギターテクニック
Ba.たなしんの圧倒的なパフォーマンス
Dr.ペギの力強くも繊細かつ正確なドラミング
彼らの奏でる音楽はいつも真っ直ぐに、胸に突き刺さる。
そんな彼らが突如、2019年10月15日突如、活動休止を発表した。
この発表にはとても驚いた。
思えば目まぐるしいほど精力的にライブ活動を行ってきた彼らは地元八王子で主催のロックフェスを行ったり、大人気アニメ「ドラゴンボール超」のタイアップ、ベース兼バンドのイメージキャラクターである”たなしん”はyoutubeで発信も続けている。
たなしんのyoutubeチャンネルはこちらから
※様々なアーティストとコラボしたり、実践的な演奏技術の紹介などかなり面白いコンテンツになっています。
メディアへの露出は少ないものロックバンドとして数えきれないほどの活動を行ない、バンドとして着実に実力も人気も上がってきている中での発表であった。
そんな彼らがなぜ??と疑問も多かったが幸いなことに”解散”ではなく”活動休止”
あくまでもバンドを続けるために必要なことだとメンバーは言ってくれている。
いつか必ず戻ってくる彼らを信じ、グドモの音楽の魅力を聴いて損をしないオススメ10曲と共に語っていきます。
とにかく聴いてほしい、損はしません!笑
この機会にこの10曲を聴いて欲しい!
「そして今宵は語り合おう」
※アルバム「空ばかり見ていた」収録
グドモを語る上で、この曲から始めないといけない使命感があります笑
正直、この曲にグドモの良さが詰まっているんじゃないかなと、作詞作曲を担当している金廣真悟の至高の1曲です。
まずはイントロ、これで上がりますね、高揚感、気持ちの高ぶりを抑えられない。
Aメロはちょっと落ち着きのある歌い方、これもサビに向けての発射準備。
サビにはいったところで涙腺が崩壊します、何回聴いても鳥肌。
懐かしい雰囲気を音で表現、その時の気持ちをわかりやすく伝えてくれる、しかもそれがとても共感できる。
きれいな言葉を並べているだけではない、切ない気持ちを表す言葉選びのセンスがめっちゃ良い、それも泥臭くて良い!
過去を懐かしんだり、誰しもが持っている悔しさや恥ずかしさを思い出させてくれる。
そして曲の最後には必ず、背中を押してくれる。
グドモクルーはこの魅力に惹かれているのだと思う、不思議と前向きになれる優しい曲だ。
「空ばかり見ていた」
※アルバム「空ばかり見ていた」収録
ライブではお馴染みの曲、グドモ知らなくても一度は聴いたことがあるのではないだろうか。
誰しもが持つ、生きることへの不安を歌っている、ちょっと悔しそうな表情がPVからもわかる。
妄想や空想に逃げて、現実と向き合えない、だから「空ばかり見ていた」
なんの変化球もなく、ただただ真っ直ぐに不安な気持ちを投げている。
だからこそ受け取る側には響く、ライブではその気持ちも込めて、言葉にならない叫び声がアンサンブルになることが多い。
発散してまた立ち向かっていく、気持ちが奮い立つ。
あなたはどんな時に「空ばかり見ている」でしょうか。。。
「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」
※アルバム「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」収録
誰かの顔を気にして、身も心もさらけ出せない人はこの曲でさらけ出してみてはどうでしょうか。
張り紙のついた、着飾ったままで死んでいくのかい、そんなの嫌だろう。
みんな心の中にいる強い力を発揮していこう!という、力強い言葉に何度励まされたか。
確かに気が付けば自分のことを見失うこともありますよね…
まるで隣にいる友達のように、支えてくれる温かい言葉が嬉しいですね。
この曲をライブハウスで初めて聴いた時はめっちゃ踊った。
ギターの歪みやリズムに緩急もあり、テクニックも光る、またこの曲で踊れる日を待ち遠しく思う!
「輝く方へ」
※アルバム「輝く方へ」収録(spotifyのプレイリストになかった…)
イントロのギターのコードストロークが独特なリズムが特徴的かつカッコいい。
今時的には「そして今宵は語り合おう」と同じくらい胸を打つ名曲だ。
グドモの曲はイントロから世界観を作ることが上手い、特にこの曲はイントロを聴くだけなんだか悲しく切ない。
やりがいなんてモノは人それぞれ、中には毎日あてもなく同じことの繰り返しのように感じる人もいるのではないか。
それは客観的に見れば安定していると思う、しかし人間は不思議なことに毎日の繰り返しに死を感じることもある。
そんな日々から抜け出してくて、自分にとっての輝く方へ、進むことをグドモは応援してくれている。
今後もグドモメンバーが「輝く方へ」進んで行けるようにこの曲を選びました。
あなたも「輝く方へ」きっと進んで行ける。
「キャッチアンドリリース」
※アルバム「未来へのスパイラル」収録
私が初めて彼らを知ったのがこの曲、現代の風潮を皮肉ったように歌った曲で面白いなと思った。
スマホによって生まれた生活の中での弊害を視覚的にも表現し、ネットによる薄れた絆を嘆いている。
もちろん曲自体は非常に盛り上がる曲ではあるが、どうしても歌詞に耳が行ってしまう。
そして激しく共感、私もスマホばかり見ているがこの曲で反省してしまう…w
スマホが生まれたことによりこれまで繋がらなかった人とも繋がれるようになったが、
人間が本来持ち、絆や信頼が希薄になる。
このあたりから世の中の風潮を歌った曲が目立ち始める、そこに気付く人の気持ちの変化が面白いのでぜひ聴いてみてください。
特にスマホ依存が強い私みたいな方はぜひぜひ!
「未来へのスパイラル」
※アルバム「未来へのスパイラル」収録
今、行われていることが未来に繋がり、また今に帰ってくる…循環ではない、「未来へのスパイラル」
歌詞がとてもいいなと思う、的確に状況も取り入れて、その時に思った心情がまたリアルだ。
誰でも心当たりがあり、共感しやすい状況を歌い、こうじゃない?って投げかけてくるから、しっくりくる。
当たり前っちゃ当たり前であることを歌っているが、曲聴いて気付くことができる。
訴えかけてくる言葉がビシビシと刺さってくるので、共感してくれて安心できて泣ける曲だと思う。
復活した際には会場でグドモと一緒に叫びたい。
まさに今も循環ではなく、「未来へのスパイラル」だ
「inトーキョーシティ」
※アルバム「inトーキョーシティ」収録
東京という街をテーマにした曲はたくさんあるが、グドモらしいリアルな情景と心境を表現した曲。
兵隊や銃という表現、社会で働くことを戦争として、社会人は自分を殺して居場所を守るという矛盾。
そんな姿で他の人を守ることも、全てを受け止めることはできない、見てみぬフリをすることで自分を守っている。
そんな私たちは、「犯罪者」「加害者」「偽善者」「勇者」など…様々なレッテルを貼られる日々を訴えかけている。
PVが猟奇的な一面がありつつも、自分で自分を刺す描写は実は私たちが社会で生きる中で自然と心の中で行っていることかもしれない。
もっと自分に素直に、自分の思うままに、ありのままに。
そう歌うバンドやアーティストは多いが、グドモのように真正面から訴える曲は聴いたことがない。
考えさせられると同時には私は納得感が強い、でも素敵な曲だと思いました。
「アブラカタブラ」
※アルバム「inトーキョーシティ」収録
令和になっても聴きたい平成ソング、ロックテイストに力強い歌声が人気の曲。
平成、こんなに発展した時代は他にはないだろう。
しかし、何もかもが発展していく一方で、モラルやマナーなんかも問われた時代。
一人ひとりが責任からも逃げ、どんな形であれ生きることが大切、醜くてもヤジられても。
そんな時代にどう生きるか。強く生きていかないといけない、立ち向かっていく人々を応援する曲でもある。
言いにくいこともスパッと言ってくれるグドモの曲は今この時代をどうみているのか。
令和ソングもいつか歌って欲しいと思う。
「コピペ」
※アルバム「グッドモーニングアメリカ」収録
彼らの愛すべき街「八王子」の商店街で収録されたPVは必見!
八王子に行ったらぜひこの商店街に行って欲しい。
そして「コピペパピプペポ」というパワーワードが耳に残る、ライブでは最高に盛り上がるナンバー。
誰かに認められたくて、オリジナルじゃないといけないと思ってしまう人へ。
誰かのコピーを貼り付けて、アップデートし続けて、不安を消していこうとする。
それで自分を見失っていちゃいけない。
この曲で改めて自分を振り返り、オリジナルな自分を輝かせてほしい。
SNSやPCなどの専門用語を使って、届くメッセージは若い人にこそ響くのではないか。
「風と鳴いて融けてゆけ」
※アルバム「502号室のシリウス」収録
たまりにたまったストレスや鬱憤を吐き出してスッキリしたい方はこの曲を聴いてほしい。
自分のことは自分がよくわかっているから、そんな自分が嫌いな人も多いと思う。
鬱憤や憤り、後悔など、昨日までは絶好調だったのに気付いたら嫌いになっていることもある。
ため息は幸せが逃げると言うが、ため込むと固まってシコリになる。
自分の醜さを1番感じるのは自分。だからこそ風に融かして晴々とさせよう。
まとめ
10曲厳選はかなり難しかったですが、これらを聴いてもらえればグドモの魅力は伝わるはず、いや伝わってほしい!
正直もっとたくさんの曲がある中で、好きな曲は人それぞれだと思う。
なので、ぜひ興味を持った方はたくさんの曲を聴いてほしい。
また活動休止前の最後に出した「フルスロットル」も名曲。
ぜひ、最後に聴いて行ってほしい。
そして、活動再開を気長にお待ちしております!
ではまた~
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