【レビュー】ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン) おすすめアルバム「ホームタウン」でわかる“音質のこだわり”

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”音がいい”アルバムの極み

今作は全体的に若者受けするような感じではない。
どちらかと言えば、30代以降の音楽ファンが好む曲が多いのように感じた。
例えるなら、スタバよりも老舗のコーヒー店で出される感じ。万人受けしやすい曲ではなくただこういう曲作りたかったんだなと思えた。

そこにはASIAN KUNG-FU GENERATION(以降、アジカン)の圧倒的な安心感が詰め込まれており、音に3次元的な奥行きや厚みが増しているのがよくわかる。

また今回は「伝説のマスタリングエンジニア」と言われている「グレッグ・カルビ」が参加しているのも特徴。
(日本でも多くのアーティストが依頼しており、グラミー賞ノミネート経験もある凄いエンジニアらしい!)

さらに作詞作曲もメンバー以外の方から提供されているのも特徴だ。

さっそくではありますが、アルバム「ホームタウン」お気に入りの曲と合わせて語っていきます!

曲の特徴について語る

「クロックワーク」

どこか寂しい感じもあり、物語が始まったようなアルペジオが雰囲気を作ってくれる。
また今作の特徴でもあるベース、ドラムの重低音が奥からグッと迫り押してくる。
Vo.ゴッチの安心感のあるいつもの歌声にもマッチしている。

この曲はぜひ大きめの音量で聴いてほしい、良いイヤホン、スピーカーをお持ちの方はなおさら。
「おおっ」と思えるくらい深い音が体験できる。(色々なイヤホンで試しましたが、iphone付属のイヤホンでも感動したくらいでした。)

ライブの生音に近い形で聴けるので、迫力が凄い。

そしてぜひライブに参加した際には生で聴きたい!

 

この時点ですでに期待感が高いが、次の表題曲でさらにやられる。

「ホームタウン」

 

ギターの音作りは昔から大きな変化はないと思います、安定の音がより鮮明に聴けるようになったかな?
空間系の音が個人的にはツボ、効果的かつ印象に残るか残らないの絶妙のところで鳴っている。
こちらの曲ではAメロの後ろのキュワーンって感じのギター音が好き。

ノリの良い曲ではあるが、若いノリよりもおじさんが体を揺らす感じの落ち着きがある、年齢的にもこのくらいがちょうどいい。
アジカンのアルバムは2曲目がメインの曲を持ってくるケースがある気がしていて(マジックディスクなど)個人的にはこの時点で名盤と判断しました。

 

そして、映画主題歌にもなったこの曲。

「荒野を歩け

アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』主題歌である。
こちらの映画自体は演出が面白く、初見さんには難し目の変な映画ではあるが所々の爽やかさが面白い作品。
この「荒野を歩け」は映画の雰囲気にもピッタリだ。

ぜひ、映画と合わせて聴いてもらえると尚良いのではないかと思う。
そして、この曲を聴きながら街を歩くとPVっぽくて楽しい笑

 

そしてちょっと趣向を変えた曲として印象的なのがこちら。

「UCLA」

女性ゲストボーカルとして「Homecomings」のVo.畳野が参加している(ちなみにこのアルバムのツアーでも対バンしている)2012年発売のランドマーク「All right part2」にて「チャットモンチー」のVo.橋本とコラボして以来だ。

モラトリアムな雰囲気の寂しい感じから、徐々にサビで爆発をする。
Aメロとサビの差はあり、その情緒の振り幅みたいなものに共感してしまった。

そして歌詞もぜひ聴いてほしい。
日常を切り取った言葉選びがゴッチっぽくて文学的である。
誰しも色々な日常があるが、その日常を戦場と考え、立ち向かっていく姿はどことなく現代人の応援歌でもあるように感じた。

 

そして一番最後に収録されているこの曲までの流れが完璧。

「ボーイズ&ガールズ」

ここまでどの曲もこれまでのアジカンでは感じられなかった新しい形が随所に盛り込まれていました。
その中でこの曲は新たにアジカンの代表曲になれる逸材を勝手に感じました。

私はこの曲が一番好きでした。
これまではどこか映画のワンシーンのような風景や物語を想像すると楽しい曲が多かったですが、この曲はそれこそ世の”ボーイズ&ガールズ”に向けたメッセージが身に沁みました。

…もうそんな歳ではないですが笑

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徹底される”音”へのこだわりを感じる

今作はとにかく「音」への強いこだわりがあります。
ミックス作業(録音された各トラック(音)の音量バランスや音色などを調整する作業)にかなりの時間をかけたのかなと、ここまでこだわったアルバムが埋もれてほしくはないと思えるほど、先駆者だなと感心します
ネット社会で音楽は身近になった現在、音楽の敷居も下がり誰でも音楽に触れる機会がどんどん増え、誰でも音楽を作って世に出す場が増えたなと思います。
そうなると音楽の価値も下がってきているように感じてましたが、今作を聴いて安心しました。

アジカンのアルバム制作における「音」へのこだわりは、今後のアルバム制作における先駆者になる気がしてます。
今回、ゴッチが今作に関して1曲ずつライナーノーツを書いていましたのでそちらも良ければ!

リンクはこちら

間違いなくアジカンの市場最高の音を追求したアルバムだと思います!

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まとめ

  • 洋楽の要素も入ったまさに今のアジカンの最高傑作
  • 音作りにこだわった聴きごたえのあるサウンド
  • 1曲ごとより全曲まとめて聴いた方が良い

初回限定版のDVD、アメリカツアーのドキュメンタリーも面白かった。
バンドの裏側が見れるのも、アジカンの人柄と音楽性がわかっていいですね!

 

ではまた~

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