音楽CDレビューUNISON SQUARE GARDEN

「UNISON SQUARE GARDEN」の魅力を知りたいなら1stアルバムがおすすめ!

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「UNISON SQUARE GARDEN」の魅力は1stアルバムに詰まっていると大きい声で言いたい!

2008年にメジャーデビューした、スリーピースロックバンド「UNISON SQUARE GARDEN」(以下、ユニゾン)

人気アニメのタイアップや精力的なライブ活動で老若男女に愛されているバンドであり、私個人としても大学時代はよく聴いていたし、毎年ライブも通っていたくらい好きなバンドの一つです。

今尚、その人気は留まることを知らず、2023年2月現在では全8枚のアルバムを出しております。
アニソンタイアップ系の曲を中心にポップで軽快なメロディと全力で音楽を楽しむ姿が印象的ですが、彼等の魅力が特に伝わってくるのが1枚目のアルバム「UNISON SQUARE GARDEN」だと思っています。

 

なぜ1枚目のアルバムが魅力的か、また彼らの魅力は一体何かを今回は語っていきます!

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魅力①:気持ちの良い言葉遊び!

ユニゾンの魅力はたくさんあると思いますが、まず1つ目は言葉遊び。

10年以上彼等の曲を聴いているし、歌詞を読んでいますが100%意味を理解できた曲はほぼありません笑
勝手な想像ですが、言葉選びとメロディのハマり方がとても上手く感じます。
ついつい言いたくなる言葉を意図的に選んでいるような気がして、ユニゾンの曲が良いのはこれが理由かもしれません。

また曲名に関しても、例えば1stアルバムの1曲目「カラクリカルカレ」のサビ前の歌詞を見てみると…

アングル20度で形を変えていく情景
前を向け弾丸ランナー
金メダルはいらない

ここのリズム感と「アングル20度で」のところは聴いていると口ずさみたくなります。

「弾丸ランナー」「金メダルはいらない」のところもすごく早いが、金メダルという栄光は目指さないという意味で受け取れる。
曲が持つ勢いをそのままに突き進むイメージと難しいことはいらない、とにかく突き進むんだという気持ちのままサビに突っ込んでいくのが気持ち良い。
言葉的な意味はわからずとも、激しく歪んだギターのリフとその勢いのまま走り切る、短距離走のような曲。
歌詞もまるで書き殴ったような勢いだけはしっかり感じる。

初めて聴いたときの何にも例えられないユニゾンの個性がぶつけられた衝撃は今でもこの曲を聴くと思い出すことができます。

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魅力②:今後のユニゾンを特に象徴する王道のロックナンバー

ユニゾンはインディーズ時代から精力的に曲を作っていたバンドである。
噂では当時から50曲以上の未発表の曲もあったとか。
ほとんどの作詞作曲を担当している田淵さんは現在も多くの曲を提供していたり、新しいバンドをやっていたりと継続して曲を作り続けることができるのが本当にすごい。どんだけ引き出しがあるんだろうか。

そしてメジャーデビュー初のアルバムである今作は当時の彼らが選んだ11曲が収録されている。
その中には最近の曲にも通じるユニゾン王道のロックナンバーの原点がある。

「センチメンタルピリオド」

メジャーデビュー1stシングルとしても出ているこの曲を私はユニゾンの曲の軸だと思っている。

キャッチーで印象的なイントロのフレーズ、サビのメロディ、歌詞も理解はできないけど(笑)言葉遊び的で楽しい。
聴いていて、目まぐるしく変わる展開はまるでジェットコースターのように勢いのままに突き進んでいく。
またユニゾンといえばの斎藤のキレキレギターソロはいつ聴いてもかっこ良すぎる。
鈴木の目立たずとも確かな存在感を感じるドラムのパワフルさ。
田淵の縦横無尽に動き回るベースも合わさり、シンプルに聴こえる楽曲の中で室の高い様々な演奏が聴ける。

この曲を聴かずにユニゾンを語ることはできないと思わせる1曲だ。

「センチメンタルピリオド」が好きな方にはこの曲も個人的におすすめしたい。

「マスターボリューム」

センチメンタルピリオドとは別の解釈でのロックだし、激しさがある中で崩れない軸の強さと整合性の取れた曲である。

ギターは激しく歪んでいる中でしっかりメロディとコード感があり、安定したベースフレーズに感動しながらもドラムは隙間をなくしてやろうとしているくらい手数の多さで曲に厚みを持たせている。

各方向の個性が爆発しながらノンストップでかけていく。
まさにマスターボリュームをフルで回しながらも無我夢中にロックバンドしている姿がかっこいい。

このあたりの曲があって、「オリオンをなぞる」「場違いハミングバード」「Dizzy Trickster」「Catch up, latency」につながってきたのかなと思う。

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魅力③:変化球も織り交ぜてくる取られどころのない1曲

ユニゾンの王道ロックとして「センチメンタルピリオド」「マスターボリューム」が1stアルバムでは大きな役目を担っている。

しかし、ユニゾンの凄さはそれだけではない。王道に対して邪道的な曲も存在するのだ。

それを象徴するのがこの曲。

「デイライ協奏楽団」

正直、初めて聴いた時はあまり好きではなかった、玄人好みっぽいとっつきにくい曲の印象があり、
後々にこれもユニゾンの個性の一つだと気付くのですが、時間かかりましたね。

曲の展開の読めなさ、歌詞の意味がわからない。
この曲で初めて「サーモスタット」という言葉を知りましたね笑

しかし聴けば聴くほど、語感とメロディのハマり方とメリハリのある曲展開。
発想力が爆発していて、これは聴いている側よりも演奏している側の方が楽しいと感じる曲なんだなと解釈。実際ライブで聴くことは何回かあったが、ステージの3人のほうがやけに楽しそうだったのが印象に残っています。

こういった邪道的な曲も入れていくことで、1stアルバムが如何にユニゾンらしさが詰まっているかがよくわかりました。

他のバンドにはない「揺るぎない個性」よりも「多様性のある個性」が1stアルバムから出てましたね

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まとめ

もしユニゾンのタイアップ曲だけを聴いている人がいたら、ぜひこのアルバムを聴いてほしい。
どのように感じるかはもちろん自由だ。
これはちょっと苦手だな、やっぱりタイアップの曲が良い。
そう思ったらそれでOKだ!

ライブMCや記事での田淵さん言葉を借りるのであれば。
「君らしく音楽を楽しめ」

私はいつでも同じ気持ちで音楽を楽しめるユニゾンがとても好きだし、これからも聴き続けようと思う。
その中でも初期衝動の固まりが詰まったこのアルバムを改めて多くの人に聴いてほしい。

もちろん最新のユニゾンも最高なので、合わせて聴くとさらに楽しめる!

※本ページはプロモーションが含まれています

ではまた~

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